アフィルマ・キャピタルは大企業の非主力事業を買収した後、企業価値を引き上げカーブアウトさせる事業に強みを持つ。このため今回の事業譲渡後も、追加投資を通じた薄膜事業の競争力強化を図る意向だ。
これに先立ちSKCは財務状況の改善を最優先課題とし、非主力事業の流動化を適宜進めてきた。これを通じて1兆ウォン(約1105億6400万円)以上の現金を確保し、投資への負担を抑えている。
強化した財務状況を基に、基板の開発を行う米国子会社アブソリックスのガラス基板を含む高付加価値製品事業の再編を加速している。ガラス基板事業では2025年の量産を目標としており、6月に買収した半導体テスト事業を手掛けるISCを軸に半導体素材事業の強化を図る。
SKCの関係者は「薄膜事業の譲渡で得た資金を、主力事業の強化に向けた財源として活用する」と述べた。
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