「大学試験シャープ」が中古取引サイトを席巻=韓国
「大学試験シャープ」が中古取引サイトを席巻=韓国
韓国の2025学年度の大学修学能力試験(日本の大学入学共通テストにあたる)の受験生に配布されたシャープペンシル、通称「修能シャープ」が、試験当日から中古取引サイトで人気を集めている。

 14日、オンライン中古取引サイトには、「今年の修能シャープを手に入れる」という取引要請文と「修能シャープを販売する」という書き込みが多数投稿された。

 修学能力試験のシャープペンシルは文具愛好家たちの収集品として知られており、筆記感を前もって身につけるために受験を控えた学生が購入したりもする。主に1万ウォン(約1100円)前後で取引されているという。

 特に今年は例年と違ってシャープペンシルの色が澄んだライトグリーンで多くの人々の好評を得た。

 ネット市民はSNSを通じて「今年の修能シャープはとてもきれいなミント色だ」、「私も修能を受けて修能シャープをもらいたい」等の反応を示した。

 評価院は今年、修学能力試験で使用するシャープペンシルを計88万4000本、シャープ芯を3万3750本購入し、3億7900万ウォンを投入した。

 修能シャープは、2005学年度の修能で大規模な不正行為が摘発されたことで導入された。2006年の修能から、受験生は個人のシャープペンシル、ボールペンなどの筆記具を試験中に使用することができず、使用の際は不正行為として処理される。

 韓国教育課程評価院と教育部は2006年から毎年修学能力試験の度に新しい色のシャープペンを製作・配布しているが、その理由は「不正行為防止」のためだ。評価院関係者は「不正行為防止が目的であり、過去の修能と重複しない色を選定することを原則とする」と説明した。
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