シン・ヘソン=(聯合)
シン・ヘソン=(聯合)
今月末にソロ3枚目のアルバムをリリースするシン・ヘソンは、現在スタジオでレコーディングの真っ最中だ。「雰囲気はつかんでいるけどテンポは正確に。今のような感じがいいね。もう1回いくよ…」歌っている間中、作曲家イム・ヒョンビン氏の言葉が合の手のように続く。
 
3月に行ったグループ<SHINHWA(シンファ/神話)>の10周年記念コンサート後、アルバムを出しバラエティー番組に出演したり演技に挑戦するチョンジン、キム・ドンワン、アンディ、エリックら他のメンバーと違い、シン・ヘソンは活動が途絶えていた。

シン・ヘソン(SHINHWA) の最新ニュースまとめ

3rdアルバムは、切ないバラードがトレードマークのシン・ヘソンのカラーからはやや外れ、主にオルタナティブ・ロックやディスコなどテンポが速く軽快な歌が収録されている。レコーディングの途中で聯合ニュースのインタビューに応じたシン・ヘソンは、自分に合うスタイルはどうしてもバラードになるだろうとしながらも、「音楽に変化をつけるからと言って、今後も特定のジャンルを続けていくという宣言にはなりません。歌手としての能力のなかで、さまざまな姿を見せたい」と話した。自分の音色が意外とロックスタイルの曲に合っていることを今回初めて知ったのだという。

今はいろいろなジャンルを自由に“料理”するための準備期間だというシン・ヘソン。「“こんなジャンルも合うな”というエリアを知っていけば、僕の音楽にどんなジャンルがあろうと、ファンもいぶかしく思うことなく聞いてくれるでしょう。大衆の目を気にするのというのではなく、いくらかは自己満足ですね」

また、「その気になれば変身できる」と続け、その変化により一瞬は奈落に落ちても、次の曲を出せないという恐れはなくなる自信があると言葉に力を込めた。

2ndアルバムまでは、良いバラードを探すために骨を折った。ソロで7~8枚のアルバムを出したとき、1stアルバムを聴き直して「なんであんな歌を歌ったんだろう」と後悔したくないからだ。

シン・ヘソンは<SHINHWA>のカラーとは徹底的に区別すべきと考え、あえてソロの曲にメンバーのフィーチャリングを入れなかった。「大衆はバラード歌手はダンス歌手より楽だと思っていますが、僕が求める音楽を続けるには作曲も一生懸命学ぶ必要があります。いつかはシンガーソングライターになろうと努力しているんです」一方で、曲を書かなければ音楽性がないと見るのも偏見だと強調した。

昨年は東京や大阪、名古屋などを巡る日本ツアーを行い、ソロ歌手としての力量を示した。<SHINHWA>のコンサートと違い、ソロステージでは助けてくれる人がいなくてプレッシャーが多いが、達成感は何倍にもなると話す。「最初は1日おきに4回の公演をどうやって乗り切るか心配しましたが、今は1日休まなくてもできるほどの意欲と勇気が出てきました。ステージがおもしろいんです」

<SHINHWA>は今後、一部メンバーの軍入隊でしばらく休止期に入る。それだけに、シン・ヘソンにはソロ歌手としてうまくやっていかねばならないとの責任感がある。「メンバーがソロとしてのカラーをはっきりと出してポジションを守ってこそ、再び集まれる力が沸くんですよ」
Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0