韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領(左)は、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため訪問したペルーで15日(現地時間)に米国のバイデン大統領と会談した(共同取材)=(聯合ニュース)
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領(左)は、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため訪問したペルーで15日(現地時間)に米国のバイデン大統領と会談した(共同取材)=(聯合ニュース)
【リオデジャネイロ聯合ニュース】米国政府がウクライナに対しロシア領内を攻撃できる米国製の地対地長距離ミサイル「ATACMS」の使用を容認したことについて韓国政府側に事前に知らせていたことが分かった。20カ国・地域(G20)首脳会議が開催されるブラジル・リオデジャネイロを訪問中の大統領室高官が18日(現地時間)、記者団の質問に答えた。

 同高官はウクライナへの兵器支援問題に関して「ロシアと北(朝鮮)が国際社会の勧告を無視し、ウクライナ戦争での協力をやめなければ、ウクライナ自ら防衛できる能力を備えるよう補充することも必要なので北大西洋条約機構(NATO)、米国、米同盟国の韓国がこの問題について神経を注がなければならない」と述べた。

 ただ、具体的な兵器支援計画については「NATOと米政府が行っており、わが国は(訪韓する)ウクライナ特使の話を先に聞いてから(支援の可否を)判断できる」と説明した。

 また同高官は「ロシア側とは政府および民間レベルで必要な論議を随時行っている」とし、「ロシアとの貿易は意外にも安定的に続いている」と話した。


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