韓国大統領室の高官は18日(現地時間)、ブラジル・リオデジャネイロで韓国記者団に対し、「韓国が韓中関係を常に気にしている。条件が許すならば高位級の協議と疎通を継続することが重要だ」とし「5月(日中韓首脳会議)以後、(日中韓)高位級対話が頻繁になり深まった」と話した。彼は「今後、両国がFTA(自由貿易協定)交渉、通商協力、そして人的・文化的交流などによって具体的に成果を作っていく考え」とも話した。
最近、韓中は急速に距離を縮めている。中国は今月初め、韓国人に対する短期ノービザ措置を電撃発表した。
先週ペルーのリマで開かれた韓中首脳会談でも関係改善の傾向が見られた。2年ぶりに開かれた韓中首脳会談でユン・ソクヨル大統領は「両国が相互に尊重・互恵・共同利益に基づいて戦略的協力パートナー関係を充実に発展させていくことを期待する」と習主席を韓国に招待した。韓国と中国が並んで2025年、2026年にアジア太平洋経済協力会議(APEC)議長国を務めることになり、習主席が来年のキョンジュ(慶州)APEC首脳会議を機に韓国を訪れることが予想される。習主席が韓国を訪れたのは2014年が最後だった。
米中関係に関するユン大統領の発言にも注目しなければならない。ユン大統領は18日に報道されたブラジルメディアとの書面インタビューで、「米中関係が国際社会の平和と繁栄に寄与する方向に発展していくことを期待し、その過程で韓国は米中両国と緊密に協力していく」とし、「韓国にとって両国は二つのうち一つを選択すべき問題ではない」と述べた。これについて、ユン政権の外交基調が米国中心外交から米中均衡外交に移るのではないかという解釈が出てきた。
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