尹大統領、APEC・G20歴訪を終えて帰国…日米韓、三角協力を再確認=韓国
尹大統領、APEC・G20歴訪を終えて帰国…日米韓、三角協力を再確認=韓国
韓国のユン・ソクヨル大統領が5泊8日間、ペルーとブラジルでそれぞれ開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)と主要20ヵ国(G20)首脳会議を終えて21日、帰国した。
 
 ユン大統領は同日午前、大統領専用機の空軍1号機でソンナム(城南)ソウル空港に到着した。

 今回のAPEC首脳会議で、ユン大統領は日韓、米韓、中韓、日米韓など首脳会談を行った。特に日米韓首脳会談では、3国のパートナーシップを強化する目的で「日米韓協力事務局」を設置する成果を生み出した。

 3国はまた△連合演習である「フリーダムエッジ」を含む安保協力拡大△核不拡散体制を弱化させる北朝鮮に対する断固たる対応△核心鉱物安保パートナーシップ(MSP)事業の加速化△供給ネットワークかく乱に関する共同対応△核心新興技術協力のための3者フレームワーク新設などに合意した。また、北朝鮮のロシア派兵など、露朝軍事協力に対する共同対応策を設け、協力体制を強化することにした。

 中国の習近平国家主席とは2年ぶりに2国間会談を進め、両国間のパートナー関係を発展させることにした。両首脳は来年、中韓自由貿易協定(FTA)10周年を迎え、サービス投資交渉を加速化し、互いの対外開放の扉をさらに広げようと意見をまとめた。

 ユン大統領は今年、APEC首脳会議の議長国であるペルーも公式訪問し、両国間の防衛産業、インフラ、デジタル分野を中心に両国の協力を大幅に拡大することにした。ユン大統領とペルーのディナ・ボルアルテ大統領は、特に防衛産業を中心に堅固な協力関係を固めることにした。防衛産業分野の主要業務協約(MOU)は△KF21部品共同生産△海軍艦艇(潜水艦)共同開発△陸軍地上装備協力総括協約書などだ。この他にも△デジタル情報協力センター△ICT協力△観光△核心鉱物などを含め計8件の協約を締結した。

 ユン大統領はAPEC首脳会議を終えてブラジルのリオデジャネイロに移動し、18日から19日まで行われたG20首脳会議に出席した。この席でユン大統領は初の公式日程としてグローバル飢餓・貧困撲滅連合(GAAHP)の発足式に参加、参加意思を明らかにし加盟国として加入した。GAAHP加盟を機にアフリカの食糧危機対応のための1000万ドル規模の新規人道支援を年内に実施する計画を明らかにした。ユン大統領はまた、G20首脳会議で気候危機の克服とクリーンエネルギー転換のための国際協力を提案し、そのための建設的な貢献の意志を表明した。
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