韓国貿易委、無停電電源装置の特許権侵害調査を開始
韓国貿易委、無停電電源装置の特許権侵害調査を開始
韓国産業通商資源省の貿易委員会(貿易委)は21日、第454回会議を開催し、日本企業TMEIC(ティーマイク)が韓国内の別の供給業者である日本のA社を対象に申請した「無停電電源装置特許権」の侵害について調査を開始することを明らかにした。

 無停電電源装置とは、入力される交流電源に異常が生じた場合でも、電力を安定的に負荷に供給する装置を指す。

 また、貿易委は「スマートフォン用二次電池特許権侵害」の調査について、申請者の特許権は侵害されておらず、不公正貿易行為には該当しないとの判断を下した。

 このスマートフォン用二次電池特許権侵害調査は、先に日本企業の半導体エネルギー研究所が調査を申請したもので、中国でスマートフォンを製造し韓国に供給する中国企業と、これを輸入・販売する韓国企業が調査対象となった。

 貿易委は書面調査、サンプル分析、技術説明会などを経て特許権侵害の有無を調査した結果、不公正貿易行為には該当しないとの結論を出した。

 さらに、貿易委は2017年1月20日に特許権侵害と判定した「潤滑剤添加剤特許権侵害」に関する調査について、判定後に申請者であるインフィニウムコリアの特許権無効が確定したため、「非侵害」と再判定したことを明らかにした。

 一方、貿易委はネイチャーハイクが韓国のキャンプ用品輸入業者を対象に申請した「テントおよび寝袋商標権侵害」の調査も開始することを決定した。
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 104