外国人インフルエンサーの「完璧な韓国旅行」…2週間で再生数170万突破

韓国のソウルと京畿、仁川、江原、忠北の5つの市・道が訪韓外国人観光客誘致のために共同製作した40ヶ余りのSNSコンテンツが、公開2週間で累積照会数170万回を越えた。

　「伝統文化とKコンテンツが出会う完璧な韓国旅行」をテーマにした5つの市・道、10ヶ地域の多様なコンテンツが個人・小グループ単位の自由旅行、特別な経験を好む体験消費欲求を満たしたと評価できる。旅行シーズンのピークを控えて実施したオンラインマーケティングが目に見える成果を出し、年末年始のインバウンド需要増加に対する期待感も高まっている。

　今回のSNS共同マーケティングは、広域観光協議体である「首都圏観光振興協議会」が主導した。協議会は1999年、地方自治法に基づき5つの市・道地域観光活性化のための観光商品共同開発と広報のためにスタートした広域協議体だ。忠清北道が団長を務めた今年は、共同マーケティングプログラムとして4月の国内インフルエンサーに続き、今月初めに外国人インフルエンサーを招いてツアーを行った。

　今月1日から2泊3日の日程で2回行われたツアーには、米国と日本、ロシア、イラン、インド、インドネシアなど6ヵ国8人の外国人インフルエンサーが参加した。対象は、今年基準で訪韓観光客数上位10位以内の国のうち、着実に増加している国の中で、旅行と観光、美食分野で少なくとも1万、最大80万人のフォロワーを保有している「パワーインフルエンサー」を選定した。

　ツアーは最近、新しくオープンしたり、海外ではあまり知られていない「隠れた名所」を中心にコースを組んだ。昨年観覧客1400万人を突破した清州「青南台」、江陵「烏竹軒韓屋村」、抱川漢灘江ユネスコ世界ジオパーク内「抱川アートバレー」、仁川永宗島「インスパイアリゾート」、ソウルの新しい名所「ソウルの月」等が代表的だ。

　チャン団長は「インフルエンサーが製作したコンテンツに対する反応を持続的にモニタリングし、実質的な訪韓観光需要増大につながるように5つの市・道を連携させた観光コースと商品開発にも乗り出す計画」と話した。