ロシアのタス通信やRIAノーボスチ通信によると、プーチン大統領はこの日、国営放送で国民に向けて演説を行ない「米国・英国の長距離武器使用に対応してロシア軍は11月21日、ウクライナの軍事産業団地施設のうちの一つに複合攻撃を行なった」と語った。
つづけて「最新のロシア中距離ミサイルシステムのうちの一つを実験した」とし「核弾頭を装着していないこの極超音速ミサイルの名前は『オレシュニク』と命名された」と伝え「実験は成功した」と付け加えた。
一方、米当局者たちも「ICBMではなく、中距離弾道ミサイルが使用されたものと判断する」と、AP通信・AFP通信に伝えている。
このようなロシア側の行動は、米英両国が最近ウクライナに対し「自国製の長距離ミサイルでロシア本土を攻撃できるよう承認した」ことへの対応措置である。
これによりウクライナは19日と20日にそれぞれ、米国製ATACMSと英国製ストームシャドーミサイルを用いてロシア本土を攻撃した。
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