海外直接購入の子供服、フタレート可塑剤が最大622倍超過=韓国
海外直接購入の子供服、フタレート可塑剤が最大622倍超過=韓国
韓国ソウル市は海外オンラインプラットフォームで販売中の児童用・幼児用の冬用繊維製品26製品を対象に安全性検査をした結果、7製品が不適合判定を受けたと22日明らかにした。

 今回の検査対象はTemu、SHEIN、AliExpressで販売中の児童用・幼児用の冬用繊維製品26製品で、有害化学物質検出可否、耐久性(機械的・物理的特性)項目を検査した。

 「児童用繊維製品」17製品のうち3製品(ジャンプスーツ1種、ジャケット1種、靴1種)で有害物質(フタレート系可塑剤、鉛、カドミウム、pH)が国内基準を超過した。物理的な試験も国内基準を満たしておらず、不適合判定を受けた。

 特に冬用ジャケットの場合、フタレート系可塑剤(DEHP)が国内基準の約622倍を超過し、鉛は約3.6倍、カドミウムは約3.4倍超過検出された。

 フタレート系可塑剤は内分泌系障害物質で、精子の数の減少・不妊・早産など生殖機能に影響を及ぼし、接触時に目、皮膚などに刺激を引き起こすことがある。そのうちDEHPは、国際がん研究所が指定した人体発がん可能物質(2B等級)だ。

 鉛は安全基準以上に露出すれば生殖機能に害を及ぼす可能性があり、癌の危険も増加する可能性がある。 特に妊娠中には脳の発達に影響を及ぼし、子供の学習と行動に問題を起こすこともある。

 カドミウムは骨に異常を起こしたり、肝臓と腎臓に蓄積される発がん性物質で、呼吸系、神経系、消化系などに問題を引き起こす可能性がある。
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