SECは22日(現地時間)、公式声明を通じて「ゲンスラー委員長が来年1月20日、トランプ大統領の就任に合わせて委員長職から退任する予定」と明らかにした。ゲンスラー委員長は「SECでの勤務は大きな名誉であり、米国投資家保護のために努力したすべての同僚に感謝する」と伝えた。
ゲンスラー委員長は在任期間中、暗号資産に対する強力な規制政策を推進してきた。 特に、リップル(XRP)を証券とみなし、リップル社を相手に訴訟を提起するなど、強硬な立場を示してきた。
ゲンスラー委員長の辞任のニュースが伝わると、リップル価格は即座に反応した。コインマーケットキャップによると、リップルは22日午前9時現在、前日比15%上昇した1.30ドル(約200円)で取引されている。
暗号資産(仮想通貨)業界は、ゲンスラー委員長の辞任でSECの規制機調に変化があると期待している。特に、トランプ次期大統領が親暗号通貨の政策を支持してきただけに、新しいSEC委員長の任命とともに規制緩和の可能性が提起されている。
一方、リップル社はゲンスラー委員長の辞任のニュースについて公式的な立場を発表していないが、内部的には肯定的な雰囲気が漂っている。リップル社の関係者は「SECのリーダーシップの変化がリップルとの訴訟に肯定的な影響を与えると期待している」と伝えた。
暗号資産の専門家は「ゲンスラー委員長の辞任は、暗号通貨の規制環境に大きな変化をもたらすことができる重要な事件」とし、「今後SECの政策方向によって市場の変動性が大きくなる可能性がある」と分析した。
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