こうした実績の背景には、新車効果がある。ルノーコリアは9月、4年ぶりの新車となるハイブリッド車(HV)の中型スポーツタイプ多目的車(SUV)「ニュー・ルノー・グランコレオス」を発売。9月に1912台を、10月には4404台を販売した。これは1~10月期における同社の販売量の30%に迫る割合だ。
KGMは8月、SUV「アクティオン」を発売。10月までに3575台を販売し、合計販売台数を28.6%増の4460台とした。
一方、韓国GMは6月以降、毎月の販売台数が2000台を下回っている。輸出に集中し新車販売がなかったことが原因とみられる。
2025年に3社は電気自動車(EV)を中心とした新車発売を予定しており、韓国市場でも競争激化が見込まれる。
業界の関係者は「中堅3社の場合、新車1台が全体の販売実績に大きな影響を与える。来年もSUVやEVの新車販売で販売台数の引き上げを図るだろう」と述べている。
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