26日、イーデイリーの取材によると、この日正午時点で「iPhoneウェディングスナップ写真」詐欺の被害者で集団訴訟を準備している人数は4716人、被害額は総額11億600万ウォン(約1,169万2,587円)に達する。集団訴訟に参加していない人や個別に対応している人を含めると、被害規模はさらに大きくなると見られる。被害者らが把握しているだけで、倒産または行方をくらませた業者は31社に上るという。
最近、「iPhoneウェディングスナップ写真」は結婚を控えたカップルの間で人気がある。多くのiPhoneウェディングスナップ業者は、撮影スタッフを経験豊富な専門家だと謳い、数十万ウォンの料金を要求している。
問題は、この撮影スタッフが専門家ではなく、短期教育を受けただけのアルバイトスタッフを人材派遣業者から調達していた事実が明らかになったことで表面化した。このニュースを知ったカップルが返金を求め始め、資金繰りに問題が生じた業者が倒産する事態に至ったのだ。撮影も返金も受けられなくなったカップルは、突然被害者になってしまった。
それにもかかわらず、iPhoneウェディングスナップのアルバイトは依然として横行している。ポータルサイトには「iPhoneスナップアルバイト」の募集広告があふれている。募集広告では「週末の楽なアルバイト」と紹介されており、iPhoneを所有していれば、約2時間の事前教育と2回の現場実習後にテストを通過すれば、すぐに現場に投入されると説明されている。業界関係者によると、「教育内容はPPTを1時間ほど読み上げる程度のもので、そんな教育で素人が専門家のように写真を撮ることは不可能だ」とのことだ。また、「アルバイトには1件あたり5万ウォンの給与を支払い、残りは業者の利益になる」とも説明している。
最近話題となった業者を利用したキム氏(31)は、「専門的な写真家という印象は全くなく、写真もひどい仕上がりでとても残念だった」とし、「全然プロらしさを感じず、友人の中でも写真を撮るのが下手な人が撮ったような感じだった」と心情を吐露した。
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