サムスン電子の代表取締役に内定した全永鉉氏(資料写真)=(聯合ニュース)
サムスン電子の代表取締役に内定した全永鉉氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子は27日、社長級人事を発表した。半導体の競争力強化を図るため、メモリー事業部を代表取締役の直轄とし、ファウンドリー(受託生産)事業部のトップを交代した。半導体事業を担うデバイスソリューション(DS)部門長(副会長)の全永鉉(チョン・ヨンヒョン)氏を代表取締役に内定し、韓宗熙(ハン・ジョンヒ)DX(デバイスエクスペリエンス、モバイル・家電)部門長(副会長)との2人代表取締役体制とした。

 今回の人事は半導体の競争力回復に焦点が当てられた。代表取締役に内定した全氏はメモリー事業部長とSAIT(旧サムスン総合技術院)の院長も兼任する。メモリーの競争力回復に総力を傾ける狙いとみられる。

 数兆ウォン(1兆ウォンは約1100億円)規模の赤字を出しているファウンドリー事業部のトップにはDS部門米州総括副社長のハン・ジンマン氏を充てる。ファウンドリー事業部には社長級の最高技術責任者(CTO)のポストを新設した。


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