10万ドルラインを目前にして後退したビットコインが下落傾向から抜け出せず、9万ドルライン反落の危機に追い込まれた。差益を実現しようとする売り圧力が大きくなったことが下落の主な原因として挙げられる。

27日午前11時55分、ビットコインはグローバルコイン相場中継サイトであるコインマーケットキャップで9万2880ドル(約1417万円)を記録している。

先にビットコインは米大統領選挙後、急騰傾向を維持した。バイナンス基準9万9588ドルまで上昇し、史上初めて10万ドル突破まで視野に入れた。しかし、先月23日を起点に下落に転じた。その後、売りが買いを押し下げる状況が発生し、この日を含めて5日目も下落傾向を持続している。

この日、暗号資産(仮想通貨)に対する投資心理は「貪欲」段階に位置している。暗号資産の恐怖と貪欲指数は前日より4ポイント上昇した75ポイントだ。前日の「極端な貪欲」段階からビットコインの下落が続くと「貪欲」段階に転換したものと解釈される。

恐怖と貪欲指数は0から100までの数値で、暗号資産市場の投資需要を示す指標だ。100に近いほど需要が大きいという意味だ。

ブロックチェーンデータ分析会社であるクリプトクォントによると、この日基準、取引所の純入出金量は過去7日間の平均数値より高い。

一般的に、純入出金量は取引所に入金されたコインの量から出金された量を差し引いた値で、現物取引所の場合、値が高いほどコインの売り圧力が高くなることで、先物取引所の場合、ボラティリティリスクが増加するものと解釈される。
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