企業の景況判断が過去最長の33カ月連続で不振、製造業・非製造業で分かれる好不調=韓国
企業の景況判断が過去最長の33カ月連続で不振、製造業・非製造業で分かれる好不調=韓国
韓国経済人協会がこのほど、売上高基準による上位600社を対象に景況判断指数(BSI)調査を実施した。2024年12月におけるBSIは97.3で、基準値となる100を2022年4月以降33か月連続で下回った。100を下回った期間は、1975年1月のBSI統計の開始以来、最長となる。

12月の景気展望は、業種別で好不調が分かれた。製造業は89.9となり、88.5だった7月以降5か月ぶりに90を下回った。同協会は国内市場の停滞長期化により製造業による製品の供給が5四半期連続で減少するなど、見通しが悪化していると明かした。

一方で非製造業のBSIは前月比プラス12.6の105.1と、5か月ぶりに回復した。年末の需要増加などを受けた業界の期待感が展望値に現れた。

製造業の詳細を見ると全10業種中、自動車およびその他運送装備(105.7)が唯一楽観的な展望となった。飲食物・たばこおよび医薬品(いずれも100.0)を除外した業種はいずれも悪化するとみている。

非製造業では、電気・ガス・水道(126.3)、余暇・宿泊・外食(123.1)などの展望値が高かった。

分野別では、国内景気(98.4)、輸出(97.3)、雇用(94.3)、投資(89.9)など全分野で不況との見通しだった。とくに国内景気と輸出、投資は5カ月連続の不振となる。
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