韓国与党、ミョン・テギュン疑惑に関する家宅捜索に誠実に協力
韓国与党、ミョン・テギュン疑惑に関する家宅捜索に誠実に協力
韓国の与党「国民の力」は27日、検察による党事務所への家宅捜索について、「手続きに従い誠実に協力した」との見解を示した。

 検察は、2022年の地方選挙および再補欠選挙における「公認介入」疑惑の中心人物であるキム・ヨンソン(金映宣)前議員とミョン・テギュン氏に対する捜査を進めており、この日、ソウルヨイド(汝矣島)に位置する国民の力党本部内の組織局事務室と国会議員会館にある企画調整局事務室に対し、それぞれ1時間30分、2時間30分にわたり家宅捜索を実施した。

 検察関係者は、法曹出身のキム・サンウク(金相旭)同党議員の立会のもと、両事務所で使用されているパソコンや各種公認、会議関連資料に対して家宅捜索を行った。金議員は「検察でかなり長い時間、詳細に調査した」と述べ、「党の立場としては非常に協力的であり、われわれの党が隠すものはまったくない」と強調した。

 同党は当初、検察からの資料提出要求に対し「対外秘」を理由に家宅捜索令状がなければ提出できないとの立場を取っていたが、この日は捜査に対して積極的に協力する姿勢を見せた。

 党の法律顧問委員長であるチュ・ジンウ(朱晋佑)議員も、家宅捜索が行われている間に声明を発表し、「令状の内容と範囲、執行方法を検討し、法律と原則に従って処理する」と述べた。

 指導部の関係者は「不必要な論争は早期に解消する方が有益であり、捜査を通じて真実が明らかになるだろう」と語った。

 同党は、検察の資料要求には協力しながらも、今回の捜査の波紋に対して神経をとがらせている様子だ。政治ブローカーであるミョン氏については、2022年の国会議員補欠選挙などで特定の候補に有利な世論調査を実施したとの疑惑が浮上している。

 この日、検察が示した家宅捜索令状には、金前議員を含む7名の公認関連審査資料と党務監査資料が対象として記載されていたという。
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