除雪作業中に3人死亡、117年ぶりの大雪で被害続出=韓国
除雪作業中に3人死亡、117年ぶりの大雪で被害続出=韓国
117年ぶりの記録的な11月の大雪でキョンギ(京畿)南部では除雪作業をしていた人が死亡し、建物崩壊や停電、交通事故などの被害が続出している。

警察と消防当局によると、28日午前5時ごろヨンイン(龍仁)市チョイン(処仁)区の住宅で自宅前の雪かきをしていた60代の男性が倒れた木の下敷きになり死亡する事故が発生した。事故は除雪作業をしていた男性の頭の上に雪の積もった木が急に倒れたことで発生したという。

27日午後7時26分にはピョンテク(平沢)市トイル(道日)洞のゴルフ練習場で除雪作業中に上部の鉄製のネットが倒れ1人が死亡し、2人が軽傷を負った。同日午前8時40分ごろにはヤンピョン(楊平)郡の農家にあるテント型の車庫で除雪中に崩壊が発生し1人が死亡した。

水分を多く含む湿った雪の重さで崩壊事故も相次いだ。28日午前6時38分、スウォン(水原)市チャンアン(長安)区のSKC工場内のインテリアフィルム保管倉庫が積もった雪のため崩壊した。負傷者はなかったものの、事故収拾のため現場は規制された状態だ。

27日午後9時ごろ平沢市コドク(高徳)洞のアパートでは地下駐車場入口の屋根が崩壊し、ほぼ同じころ水原市長安区のアパートとヨンファ(迎華)洞のアパートでも地下駐車場の構造物が崩れ落ちた。そのほかクァチョン(果川)とシフン(始興)では住居用ビニールハウスが崩れ、アンソン(安城)では歩道橋の屋根が崩壊した。

停電も相次ぎ、ファソン(華城)市は安全案内メッセージを通じ28日午前2時40分にポンダム(鳳潭)邑ネ(内)里一帯が、また午前4時17分にはソシン(西新)面ホンボム(洪凡)里一帯がそれぞれ停電し、復旧作業中であることを市民に知らせた。

降った雪がアイスバーンとなり交通事故も相次いだ。

27日午後11時30分ごろ龍仁ソウル高速道路の龍仁方向クァンギョサンヒョンIC付近で貨物車1台と乗用車6台が衝突する多重追突事故が発生し2人が負傷した。

平沢始興高速道路の始興方向ソンサンポド休憩所では、雪の積もった出口を大型トレーラーが通る際にストップし、数台が数十分間にわたり出られなくなった。

気象庁によると、28日午前9時基準の主な地点の積雪現況は龍仁ペクアム(白岩)が47.5センチメートル、グンポ(軍浦)クムジョン(衿井)が42.4センチ、アニャン(安養)マンアン(万安)が40.7センチなど、40センチを超えた。
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