韓国AI安全研究所が発足、安全性の評価や政策を担当=韓国
韓国AI安全研究所が発足、安全性の評価や政策を担当=韓国
科学技術情報通信部が、人工知能(AI)安全研究所を開所したと発表した。同研究所はAIの安全性と関連した評価や国際標準・認証に関する政策を担当する。主要な課題はAIの安全に関する評価、同政策の研究、同海外協力、同研究開発(R&D)の四つ。運用にかかる予算はR&D部門が80億ウォン(約8億6998万円)、それ以外が40億ウォン(約4億3497万円)。

AI安全研究所のキム・ミョンジュ所長は「当研究所は規制を行う機関ではなく、韓国のAI企業が世界的な競争力を得るために障害となる要素を最小化するため支援する機関だ」と話した。

政府は同研究所を中心としたAIコンソーシアムを運用すると同時に、各国が設立しているAIの安全評価などに関する機関であるAIセーフティ・インスティテュート(AISI)のネットワークに合流して活動範囲を広げていく計画だ。現在AISIは米国や英国、日本、シンガポール、カナダにある。

韓国のAI安全研究所には、サムスンリサーチ、カカオ、LG AI研究院、SKテレコムKTといった民間企業のほか、ソウル大学、韓国科学技術院(KAIST)、ヨンセ(延世)大学、コリョ(高麗)大学をはじめとした教育機関など、産学研分野の24機関が参加している。
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