中部の大田にある国防科学研究所で29日、韓国独自技術による長距離地対空ミサイル(LSAM)の開発が完了したことを記念する行事が開かれた。2015年から計1兆2000億ウォン(約1300億円)を投じて開発されたLSAMは弾道ミサイルを終末段階の上層で迎撃する防衛システムで、軍が目標とする多層的ミサイル防衛能力を具現化する。軍はLSAMを来年から量産し、2020年代の中盤から後半にかけて実戦配備する計画だ。独自技術で開発しただけに、輸出も期待される。
◇来年導入予定のAI教科書 政府がロードマップ調整案発表
教育部は、来年度の新学期から導入予定の人工知能デジタル教科書(AIDT)の導入ロードマップ調整案を発表した。同案によると、国語は小中高校のいずれも導入を全面的に保留し、小学校の社会(歴史)・科学、中学校の科学は導入時期を2027学年度へと1年延期する。一方、小学3~4年生、中学1年生、高校1年生の数学と英語、情報科目は予定通り来年度から導入する。
◇ソウル地下鉄のMZ世代労組 来月6日にスト予告
ソウル地下鉄1~8号線を運営するソウル交通公社の第3労組、「正しい労働組合」は、賃上げと新規採用拡大を求めて来月6日にストライキを行うと予告した。MZ世代(1980年代初め~2000年代初め生まれ)の組合員が多く、「MZ労組」とも呼ばれる正しい労組はソウル市庁前で記者会見を行い「(ソウル市と公社の)立場に変化がなければ12月6日にストライキを決行せざるを得ない」と強調した。
◇尹大統領支持率19% 与党32%・最大野党33%
世論調査会社の韓国ギャラップは、全国の18歳以上の1001人を対象に26~28日に実施した調査の結果、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は前週から1ポイント下落した19%だったと発表した。不支持率は前週と同じ72%だった。尹大統領の支持率は11月第1週に就任以来最低となる17%を記録した後、10%台後半~20%台前半で推移している。政党支持率は与党「国民の力」が4ポイント上昇した32%、最大野党「共に民主党」が1ポイント下落した33%だった。
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