NCソフトがゲームスタジオ3社を設立、本社の人員削減で巻き返し図る＝韓国

ゲーム大手のNCソフトは株主総会を開き、企業分割に関する企画書が承認されたことを明らかにした。

ゲームの種類別に独立したスタジオを3社、および研究開発（R&D）を手掛ける子会社を1社、設立する計画だ。新設する法人は、ファーストスパーク・ゲームズ、ビッグファイヤー・ゲームズ、ルディウス・ゲームズで、人工知能（AI）に関するR&Dを担当する法人はNC AIとなる。分割時期は2025年2月1日だ。

NCソフトのパク・ビョンム共同代表は「経営効率化のため2024年上半期、システムインテグレーション（SI）および品質管理（QA）部門を分社化したほか、希望退職を募って約100人の人員を削減した。今回の分社を含め、年内に本社の人員を減らす作業を進めている」と述べた。

とくに分社化については「本社に多くの従業員が集中しすぎて好ましくない点があった。緊張感や創意性、チャレンジ精神を高めるためスタジオとして独立させるほうがいいと判断した。またこれは世界的な傾向でもある」と説明している。

NCソフトは希望退職を募って本社の人員を2025年までに1000人以上減らし、3000人台とする予定だ。同社が希望退職を募るのは12年ぶりとなる。