今月27~28日の二日にかけて降った大雪により、市民らの出退勤に支障が出た。実際にソウル地域の積雪量を見ると、1907年に近代的気象観測開始以来3位を記録した。今月27日午前8時基準、ソウル市チョンノ(鍾路)区気象観測所で測積した積雪は28.6cmで1922年3月24日(31cm)、1969年1月31日(30cm)以後3位に位置した。
ソウル以外の全国各地でも多くの雪が降った。最も雪が多く積もった27日午前8時基準、積雪量は△キョンギド(京畿道)ヨンイン(龍仁)チョイン区 ペガム47.5cm△スウォン(水原) 43cm△ピョンチャン(平昌)テファ30.3cm△チンチョン(鎮川)国立気象衛星センター39.1cm△チンアン(鎮安) 24.2cmであった。
このような異例の大雪により、全国で様々な事故が相次いだ。特に今回の大雪の特徴は、軽い乾雪ではなく重い湿雪であったため、崩壊事故が多発した。27日、ピョンテク(平沢)のゴルフ練習場では、上部の鉄製ネットが崩れ、除雪作業をしていた作業員2人を直撃し、30代の男性が心肺停止状態で病院に搬送される事態が発生した。同じ日のソウル市ソンパ(松坡)区カラクドンのマンション再建工事現場でも、歩行者専用通路の屋根が崩れ、3人が重傷を負い、病院に運ばれた。
大小さまざまな交通事故も発生した。27日午前6時44分ごろ、カンウォンド(江原道)ホンチョングンのソウル―襄陽(ヤンヤン)高速道路のソソルトンネル付近では、雪道で滑った乗用車が25トンのダンプトラックに衝突し、その後3台が次々とぶつかる事故が発生した。この事故で80代の女性が亡くなり、6人が負傷した。同日の午後5時49分ごろには、ウォンジュ(原州)市ホジェミョンのある道路で53台の車両が絡む大規模な玉突き事故が起きた。11人が負傷、3人が病院に搬送された。
気象庁によると、異例の今回の大雪は高い海水温度・切離低気圧・北の冷たい空気がかみ合って発生した。北の冷たい空気を防ぐジェット気流が弱まり、該当ジェット気流が揺れる。切離低気圧が反時計回りに渦巻く間、北の冷たい空気がこの回転に乗って韓国に流入し、気温は急降下して暖かい西海の水蒸気と出会い、爆発的に雪雲を形成したということだ。
専門家らは今回の異例の大雪が地球温暖化の代表的な現象であるという。今後続く異常気候に備え、積極的に行動する必要がある。
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