先月29日(現地時間)英国経済紙のフィナンシャルタイムズ(FT)の報道によると、英国秘密情報部(M16)のリチャード・ムーア長官は「ウクライナを支援しない場合、損失は無限大となる」とし「中国は今後の影響を慎重に検討し、北朝鮮はより大胆になり、イランは今よりも危険になるだろう」と分析した。
これは「北朝鮮がロシアにミサイルや砲弾などの武器を支援し1万人を超える兵力まで派兵したのは、国際法と国連の対北制裁決議の違反だ。国際社会の警告にもかかわらず、物心両面でロシアへの支援に乗り出した北朝鮮はロシアが勝利する場合、より露骨な挑発に乗り出す可能性がある」という指摘である。
またムーア長官は「ウラジミール・プーチン・ロシア大統領の勝利は、ヨーロッパ全体にとってさらなる脅威となるだろう」と推測した。
このようなムーア長官の発言は、ウクライナへの支援に懐疑的なドナルド・トランプ前大統領(次期米大統領当選者)を意識したものとみられる。
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