現在、TikTokやYouTubeなどのSNSで「クルトクシリアル(蜜餅cereal)」を検索すると、さまざまな文化圏のユーザーが制作したショート動画が多数投稿されている。
クルトクシリアルとは、クルトクに牛乳を注いで食べるデザートであり、西洋のシリアルに牛乳をかけるスタイルを応用したものだ。特に、クルトクをハサミで少し切ると牛乳が染み込みやすくなり、より美味しく楽しめると言われる。
海外のインフルエンサーらは、「クルトクを牛乳と一緒に食べると柔らかくなりさらにおいしい」、「もちもちして普通のシリアルより美味しい」など、高い評価をしている。
クルトクシリアルを味わった韓国のインフルエンサーやネットユーザーらも「このような方法をなぜ先に思いつかなかったのか」と感嘆の声を上げた。
クルトクシリアルが韓国ではなく、海外のSNSを中心拡散されている点が注目されている。Kフードに馴染みのある海外の若者らが、さまざまな方法でレシピを作って共有し、それを見た韓国インフルエンサーらがコンテンツとして発信し、逆に韓国内で流行させたのだ。
クルトクシリアルに対する関心度は検索量にもそのまま反映された。
NAVER(ネイバー)検索数を照会する「NAVERデータボ」によると、ことし11月以前までは「クルトクシリアル」に対する検索数が「0」だったが、最近SNSに関連コンテンツが上がり、先月6日検索数値が初めて現れた。21日には75まで上昇し、翌日の22日には100を記録した。
関連輸出量も増えている。農林畜産食品部の統計資料によると、ことし1~10月まで餅や米菓など米加工食品の輸出額は2億5000万ドル(約375億円)規模で、前年同期比40%以上増加した。
業界では、韓国映画やドラマが世界的な人気を集める中、それに登場する韓国料理が注目された結果だと分析する。トッポッキやキンパなど韓国料理をそのまま味わう段階を超え、既存の製品を工夫し新たな価値を生み出す「モディシューマー(Modisumer)」現象が適用され、今では外国人らが自発的に韓国料理を活用する構造になったとみられる。
モディシューマーとは、「修正する」(Modify)と「消費者」(Consumer)を意味する英単語を組み合わせた造語で、自分なりの方法で製品を再創造する消費者を意味する。
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