韓国公正取引委員会、未登録の中国越境EC「SHEIN」に制裁着手

韓国公正取引委員会は、通信販売事業者としての登録を行わずに国内で営業を続けていた中国越境EC（電子商取引）「SHEIN（シーイン）」に対する制裁を開始した。

　2日、業界関係者によると、韓国公正取引委員会は最近、シーインの電子商取引法違反行為に関する制裁意見を含む審査報告書を送付した。この審査報告書は、検察における起訴状に相当する。

　オンラインショッピングモールなどのサイバーモールを運営する通信販売業者は、電子商取引法に基づき、商号、電子メールアドレス、インターネットドメイン名、サーバーの所在地証明を管轄の地方自治体に報告する必要がある。しかし、シーインの本社はこうした報告を行わずに国内で営業を続けていたことが調査で明らかになった。

　さらに、公正取引委員会は、他の中国EC企業であるアリババのアリエクスプレスやテムに対する通信販売業未登録行為についても、審査報告書を送付している。