「ヒロポン飲料1杯10万ウォン」…外国人クラブで違法薬物事犯を一斉検挙=韓国
「ヒロポン飲料1杯10万ウォン」…外国人クラブで違法薬物事犯を一斉検挙=韓国
スウォン(水原)駅付近の外国人専用クラブで違法薬物が流通しているという情報を入手した関係当局が、現場の合同取り締まりを通じ違法薬物事犯と不法滞在者を一斉に検挙した。

2日水原西部警察署は麻薬類管理に関する法律違反、出入国管理法違反などの容疑でベトナム人のA容疑者ら39人を立件し調査していると明らかにした。検挙されたのは違法薬物使用者12人、単純未登録外国人22人、滞在資格違反(不法就業)5人だ。

警察と出入国外国人庁はことし9月、ベトナム人だけを対象に予約制で運営されているこのクラブで違法薬物が流通しており、不法滞在者をスタッフとして雇用しているという情報を入手し、基礎捜査を開始した。

基礎捜査を通じ犯罪状況を確認した合同取り締まりチームは裁判所から家宅捜索令状の発付を受け、今月1日午前1時15分ごろこのクラブに突入した。

合同取り締まりチームは現場にいたスタッフ11人、客85人の計96人全員の個人情報を確認し、簡易試薬検査を通じ違法薬物使用者12人を緊急逮捕した。

違法薬物使用者12人の大部分からヒロポンとMDMA(エクスタシー)が検出された。ただ、現場からはケタミン0.7グラム以外に特別な違法薬物は発見されなかった。

12人の性別は男10人、女2人で、年齢は20代7人、30代5人だった。このうち未登録外国人8人も含まれていることが確認され、11人がベトナム国籍、1人はベトナムから帰化した韓国人だった。

外国人庁は不法滞在者の雇用形態を捜査し、単純不法滞在者に対しては関連手続きを踏んで強制出国させることにした。

また、警察は「クラブで誰かからヒロポンを混ぜた炭酸飲料を1杯10万ウォン(約1万円)で買って飲んだ」という陳述を確保した。これをもとに店主と従業員を相手に違法薬物の流通役などがいるかどうか捜査を拡大する方針だ。

警察関係者は、「ベトナムから帰化した店主はまだ容疑が確認されておらず立件されていない状態」とし、「現在、周辺のクラブに対する捜査の計画はない」と話した。

両機関はクラブでの違法薬物犯罪を追放するため今後も緊密に協力する計画だ。
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