3日、ソウル西部地裁によると、アイドル出身のラッパーA氏が、2日に上告放棄書を提出し、2審判決が確定した。
A氏は、2022年7月から昨年5月まで、元恋人だった女性B氏との性関係場面、体のプライベートな部分などを計18回にわたり、密かに撮影したと疑われる。A氏は、眼帯をかぶせた後、無音カメラアプリを利用してこっそりと撮影する手口で、犯行を犯したことが調査された。被害者は、B氏を含む計3人だという。
8月30日、1審裁判所は、A氏に懲役1年6か月を言い渡し、逃走の恐れがあるとし、法廷拘束した。また、40時間の性暴力治療プログラム履修と、児童・青少年関連機関などと障害者関連機関に、それぞれ3年間就業制限命令も下した。
このような判決を不服として控訴したA氏は、2審の裁判で被害者と合意するために努力していると伝えた。ただ、検察は、A氏の厳罰を要請し、先の1審の求刑と同様に、懲役3年の宣告を要請した。
これに対して、先月28日、ソウル西部地裁刑事控訴1部の審理で、A氏の性暴力処罰法上カメラなど利用撮影頒布容疑の判決が行われた。
同日、裁判部はA氏に、懲役1年4か月を言い渡し、「全般的に見ると、撮影の様子(形態)、撮影結果物などに照らしてみれば、性的羞恥心を誘発した程度がとても大きいと見られる」と説明した。それと共に、「撮影物が流布された情況がないという点、A氏が初犯である点などを反映した」と、量刑理由を明らかにした。
これに対してA氏が上告をあきらめ、刑が確定した。A氏は、1審より2か月減った1年4か月の懲役刑を受けることになった。
一方、A氏は、2017年にアイドルグループのメンバーとしてデビューした後、2019年に健康上の理由で活動を中断した。
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