韓国与党代表、野党の弾劾圧力に反発「共に民主党は減額予算で国民を脅迫」

韓国与党「国民の力」のハン・ドンフン（韓東勲）代表は8日、共に民主党が「ユン・ソギョル（尹錫悦）大統領の弾劾に同調しなければ減額予算案を可決させる」と明言したことについて、「減額予算案をそのまま確定させることを脅迫手段として用いるのは、共に民主党が減額した予算案が誤りであることを認めていることに他ならない」と批判した。

　韓代表はこの日、Facebookを通じて「共に民主党は減額予算で国民を脅迫している」と述べ、強い不満を表明した。

　一方、パク・ジョン国会予算決算特別委員長と、共に民主党所属の予算決算委員らはこの日、国会で記者会見を開き、「尹錫悦大統領の弾劾がなければ予算案の協議は行わない」とし、「政府と国民の力がこれに同調しない場合、われわれは10日に必ず（減額）予算案を可決させる」と明らかにした。

　共に民主党は先月29日、予算決算特別委員会で国会の減額のみを反映した来年度予算案を強行処理した。ウ・ウォンシク（禹元植）国会議長は今月10日までに与野党合意案をまとめるよう求め、減額予算案の本会議上程を保留した。