韓国警察「尹大統領の出国禁止を検討中…前国防長官らは出国禁止に」

ユン・ソギョル（尹錫悦）大統領の「非常戒厳」宣布と関連し内乱罪などを捜査している警察が9日、尹大統領の出国禁止を検討していると明らかにした。

警察の非常戒厳特別捜査団の関係者は9日、ソデムン（西大門）区の警察庁で開かれた会見で、尹大統領に対する出国禁止を問う質問に、「実質的に出国する可能性やさまざまな状況を総合的に考慮して判断している。検討中」と答えた。

また、8日午後にキム・ヨンヒョン（金龍顕）前国防部（防衛省に相当）長官とイ・サンミン（李祥敏）前行政安全部長官、ヨ・インヒョン（呂寅兄）前国軍防諜司令官、戒厳司令官に任命されていたパク・アンス（朴安洙）陸軍参謀総長らを出国禁止にしたと明らかにした。

現在、警察に配当された告発事件は、「祖国革新党」、民主労総委員長ら59人、「進歩党」、「共に民主党」がそれぞれ提出した事件で、各容疑は△刑法第87条内乱、△軍刑法第5条反乱、△刑法第123条職権濫用などだ。告発状に摘示された被容疑者は尹大統領をはじめ金前国防部長官、李前行政安全部長官、チョ・ジホ（趙志浩）警察庁長、ソウル警察庁のキム・ボンシク（金峰埴）庁長らだ。