文具メーカーがトイレットペーパー市場へ進出、天然パルプ製で質重視＝韓国

文具メーカーのモーニンググローリーが。天然パルプを原材料とした3枚重ねのトイレットペーパー「正直なプレミアムトイレットペーパー」を発売した。

同製品は、「モーニンググローリー」のブランド名で初めて販売する品質重視のトイレットペーパーだ。苗から育てた木によるパルプ100％からなる、無蛍光・無色素の製品となる。ドイツ皮膚科学研究所による「ダーマテスト」で「エクセレント」の評価を獲得しており、敏感肌の人でも安心して使用できる。

同社がトイレットペーパー市場に進出したのは、事業多角化の一環となる。昨今の学齢人口の減少により、文具業界は苦戦を強いられている。

また現在、同社の売上高の90％は実店舗からのものだ。多くの文具メーカーがオンラインや1000ウォン（約105円）ショップへの進出を拡大しているが、同社がその流れに乗らない背景には、実店舗の店主に対する配慮があるという。

トイレットペーパーへの進出も、実店舗の店主に影響が少ない品目であるため選択した。衛生用品としては珍しく、オンライン中心の販促活動を展開する。

モーニンググローリーは今後5枚重ねトイレットペーパーや箱ティッシュなど、衛生用品のラインアップを増やしていく計画だ。