”全世界が注目する”「イカゲーム2」、この状況を慰める作品になれるか
”全世界が注目する”「イカゲーム2」、この状況を慰める作品になれるか
「現実世界と『イカゲーム』の世界が似ていることを感じられるはず」とするファン・ドンヒョク監督は、作品が伝えようとするメッセージに対し、「韓国もそうだし、全世界が少しずつ分裂され、線を引き敵対視する摩擦が進んでいると思う。国家内での摩擦、国家同士で起きる戦争もそうだ」とし、「私たちの周辺と私たちが住んでいる世界を振り返る機会ができたとするのが願い」と話した。

韓国ドラマ「イカゲーム シーズン2」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想

グローバル熱風を導いた「イカゲーム」は、第74回プライムタイムエミー受賞式、第79回ゴールデングローブ受賞式、第28回アメリカ俳優組合賞、第27回クリティクスチョイス授賞式、第5階百想芸術大賞など、韓国内外有数の授賞式で賞を総なめにした。

去る9日午前、ソウル中区東大門デザインプラザアートホーム1館で行われたNetflixオリジナル「イカゲーム」シーズン2(以下「イカゲーム2」)制作発表会には、アメリカ、アルゼンチン、ブラジル、メキシコ、イギリス、スペインなど22か国160人ほどのメディアとインフルエンサーが訪れた。

全世界の熱い関心の中でオープンする「イカゲーム2」は、復讐を決心して戻って来たゲームに参加するギフン(イ・ジョンジェ扮)と彼を迎えるフロントマン(イ・ビョンホン扮)の熾烈な対決そしてまた始まるゲームの物語だ。

シーズン1に続き、ファン・ドンヒョク監督が再び演出、脚本、制作を担った。イ・ジョンジェ、イ・ビョンホン、ウィ・ハジュン、コン・ユがシーズン1に続き出演し、イム・シワン、カン・ハヌル、パク・ギュヨン、イ・ジヌク、パク・ソンフン、ヤン・ドングン、カン・エシム、イ・ソファン、チョ・ユリがシーズン2合流した。

ファン・ドンヒョク監督はシーズン2に込めた物語そして違いに対し、「シーズン1とシーズン2の間にコロナウイルスが来て、全世界的にコイン熱風があった。社会階層、階級間移動が詰まり若い世代が労働でお金を稼ぐことを放棄し、コインや株で一攫千金を狙う部分が多いと感じた。世代が経ている問題を込めても大丈夫だろうという考えで若い参加者を多く起用した」と説明した。

また、ファン・ドンヒョク監督は「多くの方がご存知だと思うが、シーズン1のエンディングはギフンが娘に会いにロサンゼルス息の飛行機に乗り、戻ってきて『僕たちは人だ。お前たちを探し出す』として終わった」と口を開いた。

フロントマンとして存在感を見せたイ・ビョンホンは、「イカゲーム」が世界的に愛された理由として、「とても韓国的な素材、あそびが多い。どの国の人でも感じられる普遍的な要素があるからではないかと思った」とし、「物語の展開が想像を超え、予想不可能な状況の連続なので、そんな衝撃的なことが刺激になると思う」と伝えた。

シーズン1の優勝者であり、シーズン2始まりのキープレーヤーとなるギフン役のイ・ジョンジェは、「『イカゲーム』は負担がすごかった。僕よりも監督がそうだろう」とし、「最大限監督の方向と感情の線を同じにし、演技した。そんな方式で撮影したので、撮影するときはむしろそんな負担感から自由になった」とし、撮影の感想を伝えた。

「イカゲーム」シリーズを準備し、披露する過程で歯が8本抜けたというファン・ドンヒョク監督は、今回の作品を通じて視聴者たちが現実と向き合っている地点を感じ、また悩めるようなきっかけになることを願っているとした。

彼は、去る3日夜のユン大統領が宣布した非常戒厳、弾劾否決など現政局に対して、「ありえないことで国民が眠れず、街に出て行けかねばならず、不安と恐怖と憂鬱感を持ったまま年末を過ごさなければいけないことが、一国民の立場としてとても不幸だと腹が立った」と明らかにした。

「すごいタイミングで制作発表会をすることになった。寒く長い道を走ってきてくれた皆さんに感謝する。心が複雑だ。とにかく僕たちの作品が国民、全世界の人たちに少しでも何か意味になり、助けになり慰めになる、そんな意味のある作品になったらうれしい。最後まで関心を持ってみてほしい」と伝えた。

「イカゲーム」シーズン2は来たる26日にNetflixで公開される。
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