韓国外交部(外務省)のチョ・グレ(趙九来)外交戦略情報本部長は東京でこの日、鯰博行北核代表およびダニエル・クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)と、日米韓北核高位級会議を開いた。
今回の会議は、ユン・ソギョル(尹錫悦)韓国大統領の12・3非常戒厳事態以降における外交空白を最小化し、米キャンプデービッド日米韓首脳会議の後続措置を履行することにその意味がある。
3か国の代表は「3か国間の対北協力が極めて緊要だ」ということで意見が一致し、最近の朝鮮半島および北東アジア情勢に関する評価を共有した。
また、朝鮮半島非核化達成のための動向共有および戦略協力強化の意志を再確認し、北朝鮮が挑発や対決的言動を中断して日米韓による無条件的な対話の呼びかけに応じるよう求めた。
3か国の代表は「露朝間の不法な軍事協力は、欧州だけでなく朝鮮半島や北東アジアの平和と安定を深刻に脅かしている」として、これに対し国際社会の断固かつ団結した対応を引き続きけん引していくことで意見が一致した。
さらに、北朝鮮の不法な核・ミサイル開発に使用される主要な資金・資源の調達を遮断するためのこれまでの努力を評価し、協力を続けていくことにした。
一方3か国の代表は、去る10月に対北制裁履行監視のための多国籍制裁モニタリングチーム(MSMT)が成功的に発足したことを歓迎し、これを通じた国際社会の国連安保理決議履行の強化をけん引していくことにした。
また「北朝鮮の挑発阻止および対話復帰の努力が成果を収めるためには、中国の建設的な役割が重要だ」ということに共感し、「中国との意思疎通を強化していかなければならない」という認識で一致した。
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