10日、韓国棋院囲碁TVスタジオで行われた第8回ヘ海成女流棋聖戦決勝三番勝負最終局で、黒番のチェ・ジョン九段が仲邑菫三段に155手で中押し勝ちし、総合戦績2対1で最終優勝を果たした。
チェ・ジョン九段は中盤戦の右端の戦いで得点してリードしたが、手綱を緩めなかった。強気で仲邑菫三段をコーナーに追い込み、大石を取って熱い勝利を収めた。
チェ・ジョン九段は「決勝三番勝負の中できょうの囲碁の内容が一番良かったと思う。自分の得意なスタイルで布石が組まれており、楽に置くことができた。第2局で緩めにして逆転を喫し、きょうは激しくおこうと思った」とし、「仲邑菫三段は移籍初期に比べて大きな成長を遂げたようだ。まだ幼い棋士なので、今後どれだけ成長するか予測すら難しい。後輩たちとの対決に負担を感じることもあるが、楽しくもある。5回目の優勝を果たすことができてうれしい。良い大会を作ってくれた海成グループに感謝する」と感想を伝えた。
チェ・ジョン九段は3日に行われた決勝第1局で敗れて先制点を許したが、第2・3局を相次いで勝利し、女流棋聖戦5回目の優勝に成功して韓国女流囲碁大会最高額となる優勝賞金5000万ウォン(約530万円)を獲得した。また、チェ・ジョン九段は今大会で優勝し、2010年の入団以来通算33回目の優勝を記録した。
一方、3月の移籍後、公式棋戦初優勝に挑んだ仲邑菫三段は、今大会準優勝で大会を終えた。仲邑菫三段はことし6月、非公式大会である第7回国際囲碁春香選抜大会で一度優勝したことがある。また、今週木曜日からハリム杯女流国手戦決勝戦第3局を控えており、再び個人戦優勝に挑む。
2024/12/10 : チェ・ジョンVS仲邑菫 第8回海成女流棋聖戦決勝三番勝負最終局
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