韓氏はこの日の質疑で、3日夜に非常戒厳の計画を知り、明確に反対の意思を示して尹大統領を説得しようと努力したと説明した。しかし、結果的に止められなかったとして「申し訳なく思い、強い自責の念を感じている」と述べた。
3日の閣議で戒厳に賛成した閣僚はいたかという質問には「全員が反対し、心配した」と答えた。
反対した理由については「韓国経済、そして(国の)信頼度に重大な支障を招き、国民も受け入れないだろう」とし、「閣議自体に多くの手続き的・実体的不備があったと考える」と明らかにした。
一方で、閣議を開催しようとしたのは手続き的な不備を補うためではなく、閣議を名分により多くの閣僚が集まり、反対することで戒厳を防ごうとするためだったと強調した。
韓氏は、警察庁の国家捜査本部から被疑者として出頭を求められたことについては「捜査機関と協議し、誠実に(取り調べを)受ける」と述べた。
これに先立ち、韓氏は国会への出席直前に国民向けのメッセージを発表し、非常戒厳に関して初めて謝罪した。
その上で、韓国はかつてなく厳しい状況に直面しているとして「国の安全と国民の日常が揺るぎなく維持されるよう現在の状況を早期に収拾し、憲法と法律により安定的に国政が運営されることが何より重要だ」と強調した。
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