ポスコが豪州企業とリチウム開発で提携、二次電池市場でのリード狙う=韓国報道
ポスコが豪州企業とリチウム開発で提携、二次電池市場でのリード狙う=韓国報道
ポスコホールディングス(ポスコHD)が、オーストラリアの石油・ガス企業ハンコックとリチウム事業での協力に関し業務提携契約を締結した。

これにより両社は年産3万トンのリチウム事業を推進するため、韓国を含むさまざまな国からリチウム工場の設立候補地を検討していく。投資金額などの詳細は、後に具体化する予定だ。

米国は2025年から、インフレ抑制法上において「懸念される外国の事業体(FEOC)」から原材料を調達した場合、税額控除の対象外とすることを決めている。これに対しポスコHDはハンコックが保有する多様な鉱山と連携し、FEOCによる規制を受けない安定的なリチウム供給網を確保したい考えだ。これにより塩湖から水酸化リチウム、正極材、リサイクルまで一連の流れに対応するグループ内のバリューチェーンをいっそう強化していく。

ポスコHDは二次電池市場の一時的な成長鈍化が続く現在、鉱山や塩湖などリチウムの原産地を積極的に確保しておき、今後市況が回復すると同時に急速な市場拡大を狙う。2024年はアルゼンチンで、塩湖から取れたリチウム年産2万5000トン分、鉱山から取れたリチウム同4万3000トン分の工場を竣工していた。


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