法務部長官の弾劾案が国会に提出されたことはあるが、可決されたのは初めて。警察庁長の弾劾案は今回初めて提出され、可決となった。
与党「国民の党」は朴氏と趙氏の弾劾に反対する方針を決めていた。採決は無記名で行われ、個別議員の賛否は確認できないが、同党の一部議員は賛成票を投じたとみられる。
共に民主党は朴氏について、「内乱行為の謀議に該当する閣議に出席し、意思決定に関与した」と主張。「非常戒厳後に逮捕する予定だった要人の拘禁場所を法務部が事前に確保しようとしたとの疑惑もある」とし、「内乱行為の計画と実行に関与した」と指摘した。
また、趙氏に関しては、「(非常戒厳時に)警察を指揮し命令する権限を乱用し、国会議員の(国会への)出入りを防いだ」として、「国会の戒厳解除要求権を侵害した」と指摘。そのうえで、「国会を封鎖したことは国会の権能行使を事実上不可能にする行為」とし、「暴動に加担し内乱罪を犯した」とした。趙氏は今月11日、内乱容疑で緊急逮捕された。
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