政府によると、尹錫悦大統領は10日、国務会議で通過された法律21件と施行令21件を12日に裁可した。通常、国務会議の案件は国務会議の直後に大統領の裁可を受けるが、非常戒厳事態でハン・ドクス(韓悳洙)国務総理が主宰した今週の国務会議の案件は2日間、大統領の裁可が行われていない状況だった。
この日、尹錫悦大統領の国務会議案件の裁可は、政治的含意が小さくない。憲法などが規定した大統領としての権限を積極的に行使し、国政から退かないという意味と見ることができるためだ。
この日の対国民談話で、尹錫悦大統領は「最後の瞬間まで国民の皆さんとともに戦う」として下野を拒否した。これは「私の任期問題を含め今後の政局安定に向けて、我が党(国民の力)に一任する」と述べた7日の対国民談話を5日後に覆す発言だ。
政界では国会で弾劾訴追案が可決される前まで、尹錫悦大統領が人事権、再議要求権(拒否権)など大統領の権限を積極的に行使する可能性が高いと見ている。なお、国会は14日午後5時に尹錫悦大統領の弾劾訴追案を採決する計画だ。
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