国民が勝利…大統領弾劾案可決に国会前「歓声」=韓国
国民が勝利…大統領弾劾案可決に国会前「歓声」=韓国
「大統領ユン・ソクヨル(尹錫悦)の弾劾訴追案は、総投票数300票中、賛成204票、反対85票、棄権3票、無効8票をもって可決されたことを宣言します」

14日、スクリーンに映し出されたウ・ウォンシク国会議長がこのように発言し、議長槌を打ち下ろすと、韓国ソウル市汝矣島(ヨイド)の国会前に集まった市民らは歓声を上げた。市民らは両手を空に高く掲げ、その場で跳び上がりながら喜びを表現していた。隣の人と抱き合ったり、ハイタッチを交わしたりと、喜びを抑えきれない様子だった。一部の市民は「われわれが勝った」と叫びながら涙を流していた。

採決が発表される前まで、市民らの表情には不安に満ちていた。最大野党「共に民主党」パク・チャンデ党内代表が弾劾発議案の提案説明を行う際には、静かに慎重な様子でその場面を見守る姿も見られた。国会議長が採決を宣言すると、市民らは「弾劾しろ」、「国民の力も賛成しろ」と繰り返し国会に圧力をかける様子だった。その後、採決を待つ間には、「任をための行進曲」のような民衆歌や「Genie / 願いを言ってみて」といったK-POPを歌う姿もあった。

先週とは異なり、今週300人がすべて票決に参加したという言葉がウ議長の口から出てくると、市民の顔には期待感で溢れていた。続いて可決が宣言されると、市民らは即座に歓声を上げた。一部市民は手に握っていた風船を空に上げるパフォーマンスを披露し、市民は歓呼し、重ねて携帯電話のカメラシャッターを押し始めた。スピーカーから「また巡り逢えた世界」が流れてくると、市民は曲に合わせて歌を歌い弾劾案可決の喜びを味わった。彼らは「われわれが勝った」、「ユン・ソクヨルを逮捕せよ」と声を上げた。

涙を流していた大学生のキム・ソヨンさん(24)は「真実はいつも勝つ。感動的だ」とし「インチョン(仁川)から午後2時30分ごろ、この場所に来たが、国民が一つになって勝利を叫び、とても感謝している」と述べた。息子と共にここを訪れたパク・ジョンスさん(41)は「息子が、弾劾が何で、なぜ弾劾になったのか質問をしてきたので一緒に出てきた」とし「弾劾が可決され“正義が勝つ”ということを子供に見せることができてうれしい」と笑顔を見せた。

弾劾可決発表後にも市民らがK-POPなど歌を歌い、喜びを表現する姿が続いている。

この日、国会前からヨイド(汝矣島)駅までは主催側推算200万人が集まった。

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