大統領の弾劾訴追案の可決から一夜明けた15日、記者会見する趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官=15日、ソウル(聯合ニュース)
大統領の弾劾訴追案の可決から一夜明けた15日、記者会見する趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官は15日に記者会見を開き、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾案可決で韓悳洙(ハン・ドクス)大統領代行(首相)体制になったことについて、「国際社会からの信頼と支持を早期に得られるよう努める」と表明した。

 趙氏は何よりも堅固な韓米同盟と韓日の友好協力関係を維持して韓米日3カ国協力が維持されるよう努力すると強調。わずかでも外交空白が生じないよう悲壮な覚悟で職務に当たると語った。

 そのうえで、韓米、韓日との連携を基に北朝鮮の威嚇と挑発に断固として対応できるよう万全の体制で臨むと述べた。

 来月発足する米新政権に関連しては、備えに支障がないよう備える意向を表明した。トランプ次期米大統領の就任前後に訪米する可能性については、ブリンケン米国務長官と電話協議をしているが、対面でしか発信できないメッセージがあるとの見解を示したうえで、米国側と協議したうえで訪米を検討する考えを持っていると述べた。

 一方、外交部の高官はトランプ氏の就任後に韓悳洙氏が対面する可能性について「正常な外交日程を議論するなかで実現すると考えている」と述べた。


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