韓国検察　首都防衛司令官を逮捕＝「戒厳」で国会に兵力投入

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領が宣言した「非常戒厳」について捜査する検察の特別捜査本部は１６日、戒厳時に国会に兵力を送った首都防衛司令部の李鎮雨（イ・ジヌ）司令官を内乱重要任務従事などの容疑で逮捕した。

　裁判所が「逃亡や証拠隠滅の恐れがある」ことを理由に逮捕状を発付したという。

　李氏は戒厳時に金龍顕（キム・ヨンヒョン）国防部長官（当時）の指示で首都防衛司令部の兵力２１１人を国会に送った疑いがある。

　検察は李氏が出頭要請に応じなかったため、１３日午後９時ごろ拘束。１５日に逮捕状を請求していた。

　非常戒厳に関して、検察に逮捕されたのは金龍顕氏、呂寅兄（ヨ・インヒョン）国軍防諜司令官、郭種根（クァク・ジョングン）陸軍特殊戦司令官に続き４人目となる。