最近、求人・求職仲介サイトで虚偽の採用公告を掲示し、これを見て応募した求職者にオンライン面接を行うことを口実に偽のアプリをインストールするよう誘導する新種のボイスフィッシングが発生していることがわかり、金融当局が消費者に対し警報を発令した。

金融監督院は16日、求職者を対象に偽のアプリをダウンロードするよう誘導するボイスフィッシングに対し、「注意」レベルの警報を発令したと明らかにした。

金融監督院は「求職時に採用担当者がオンライン面接を行うことなどを口実にインターネットのリンクを通じて不審なアプリのダウンロードをするよう誘導された場合には、絶対にこれに応じないでほしい」とし、「詐欺犯が求職者の携帯電話を乗っ取り、個人情報の抜き取りや無断での口座振替・融資の実行、小額決済などの被害が発生する恐れがあるので、特別な注意が必要だ」と要請している。

金融監督院は「一般的に採用過程で採用担当者は個人の携帯電話にメッセージを送ったり、メッセンジャーアプリでの連絡を行わないので、求人会社の代表番号などに直接電話して確認することが重要」と呼びかけている。スマートフォンに偽アプリがすでにインストールされている場合、求人会社の代表番号に電話しても詐欺犯につながる可能性があるので、他の携帯電話などを使用して確認するようにと呼びかけている。

また、採用担当者をかたり「インターネットアドレスにアクセスしてオンライン面接に必要なアプリのダウンロードを誘導された場合、必ず拒否するように」と要請している。同時に出所が分からないアプリがむやみにダウンロードされないよう、スマートフォンのセキュリティ機能を常にオンにするよう呼びかけている。

さらに金融監督院は、詐欺被害が発生した場合にはただちにサービス停止を要請するよう助言している。事前に与信取引の遮断と携帯電話の名義盗用防止サービスに加入することで、名義盗用による詐欺被害を予防できると説明している。

金融監督院は韓国インターネット振興院などの関係機関と緊密に協力し、偽アプリの流布が判明した場合には金融業界全体で迅速に対応し被害の予防を図り、求人・求職仲介業者に青年求職者を対象とした新種のボイスフィッシング手法についての注意事項を表示するよう、協力を要請している。
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