イケアコリア、アジア最大規模の物流拠点建設計画を撤回=韓国
イケアコリア、アジア最大規模の物流拠点建設計画を撤回=韓国
スウェーデンの家具販売大手イケアの韓国子会社イケアコリアが、キョンギ(京畿)経済自由区域内にあるピョンテク(平沢)ポスン地区への投資を撤回し、約10万2000平方メートル規模の土地の売却に乗り出した。

建設を中止したことで物流センターの建設や設計などに使われた区画への投資費用8億6070万ウォン(約9205万円)は減損損失として計上された。同区画は現在、イケア内部で売却に向けた手続きが進められている。

イケアコリアは2020年、キョンギド(京畿道)と投資契約を結び、ポスン地区にあるサッカー場14個分の敷地に対する、アジア最大規模の複合物流センター建設を推進してきた。

しかし新型コロナウィルスの影響による消費不振と消費者による好みの変化、電子商取引(Eコマース)中心への流通環境の変化に合わせ、投資計画の変更を余儀なくされたという。これは2024年8月までの内容であり、戒厳令など昨今の社会状況とは無関係であるとしている。

同社の関係者は「流通環境の変化を受け、投資計画の再検討が不可避となった。慎重な検討を重ね、ポスン地区への投資計画を撤回するという難しい判断を下すこととなった」と述べている。
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