韓国の国土交通部は19日、航空事業法に違反した大韓航空とデルタ航空、エア・アスタナの3つの航空会社に課徴金を課したと発表した。

国土交通部は3日、行政処分審議委員会の審議結果を各航空会社に事前通知し、これらの航空会社の意見を聞いた後に確定した。

大韓航空は7月23日、仁川ーデリー便が機体の不備などのために整備後、再離陸の準備中に乗客が航空機の中で待機エリアで4時間8分にわたり待たされた。航空事業法によると、乗客が航空機に搭乗した状態で待機エリア内で4時間(国際線の場合)を超えて待機できないよう取り決められている。

デルタ航空も8月24日、仁川ーアトランタ便が機体の不備などにより整備後、再離陸の準備中に乗客が航空機に搭乗したまま4時間58分にわたり待たされた。

デルタ航空は来年の6月12日から新規就航予定の仁川ーソルトレイク路線の運賃を国土交通部に申告せず、9月29日から公式ホームページで航空券を販売した。これは航空事業法第14条に違反している。エア・アスタナもまた仁川ーアスタナ路線の運賃を申告せずに航空券を販売し、運賃申告義務に違反していた。

国土交通部のキム・ヨングク航空政策官は「航空交通利用者に対する不便と被害を誘発しうる法規違反行為に対し、航空会社に相当な処分を行った」と述べ「今後、航空会社が航空法規を遵守するよう、持続的に監視・監督を行う」と明らかにした。
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