24年に急減した企業のM&A、大型案件は大韓航空のアシアナ買収のみ=韓国
24年に急減した企業のM&A、大型案件は大韓航空のアシアナ買収のみ=韓国
企業データ研究を行うCEOスコアがこのほど、韓国の売上高上位500社のうち7~9月期に四半期報告書を公開した361社を対象に、直近3年間のM&Aの状況を調査した。今回の調査では、買収が未完了もしくは株式の取得予定日が未定のケースを除いている。

2024年に完了したM&A投資の規模は、前年比39.3%減の計8兆5808億ウォン(約9174億8916万円)だった。件数は計50件で、87件だった前年から急減した。うち1兆ウォン(約1069億2350万円)以上の大型M&Aは、大韓航空によるアシアナ航空の買収が唯一となった。

2022年に15件、2023年に8件と、積極的なM&Aを進めてきたカカオによる2024年の買収は1件にとどまった。同様にSKやネイバーも目立つ買収はしていない。

もっとも多くM&Aを行ったのは電気設備メーカーのLSエレクトリックだった。同社は変圧器メーカーのKOC電気を592億ウォン(約63億2987万円)で買収するなど、合計5社のM&Aを実施した。

これに液化天然(LP)ガス企業のE1、化学大手のSKケミカル、DB損害保険などがそれぞれ2件ずつ、防衛大手のハンファエアロスペースをはじめとした33社が1件ずつ、M&Aを行っている。
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