北朝鮮の名目GDPは昨年40兆2000億ウォン(約4兆3575億円)で 韓国(2401兆2000億ウォン)の約60分の1(1.7%)となり前年と同程度の格差が維持された。
北朝鮮の実質GDPは2020年に前年比4.5%減を記録してから22年まで前年を割り込んだが、4年ぶりに増加した。建設業(8.2%)、鉱工業(4.9%)が成長をけん引した。
1人当たり国民総所得(GNI)は159万ウォンで、韓国(4725万ウォン)との所得格差は29.7倍となり、前年(31.8倍)からやや縮まった。
北朝鮮の作物生産量は482万トンで、前年比6.9%増加した。韓国(430万トン)より52万トン多い。
コメの生産量は211万トンで1.7%増えた。韓国(370万トン)の57.0%程度だった。
統計庁の関係者は「新型コロナによる国境統制が緩和され成長率が増加に転じた」とし、作物生産料が増加した点も注目されると説明した。
北朝鮮の23年の貿易総額は27億7000万ドル(約4357億円)で前年比74.6%増加した。韓国(1兆2748億ドル)との差は460倍で前年(892倍)の半分程度に縮まった。
輸出額は104.4%増の3億3000万ドル、輸入額は71.3%増の24億4000万ドルだった。
最大の輸入品目は「鉱物性燃料、鉱物油」で全体の18.4%を占めた。
最大の貿易相手国は中国で全体の98.3%を締めた。前年(96.7%)より依存度が高まった。
23年時点の北朝鮮の人口は2578万人で、前年から9万人増えた。韓国の人口(5171万人)の半分程度だ。
平均寿命は男性が72.1歳、女性が78.6歳で、韓国と比べて男性は8.5歳、女性は7.8歳短い。
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