市民団体「退陣非常行動」は21日の午後3時から「尹錫悦即刻罷免・処罰社会大改革汎国民大行進」をソウル市内の光化門のトンシプチャガク(東十字閣)前で開催した。この日の集会では共に民主党のキム・ヒョンジョン議員、祖国革新党のシン・ジャンシク議員、社会民主党のハン・チャンミン議員がステージに上がった。キム議員は「尹錫悦ほどの内乱行為はこれまでになかった。非常戒厳を正当化し、捜査本部の捜査も拒否し、裁判も拒否している」と批判した。さらに「こんな者がこの国の大統領をすべきではないのではないか」として「内乱を主導した尹錫悦を即刻逮捕して処罰すべきだ」と声を高めた。
さらに、続けてステージに上がったシン議員は「我々は、尹錫悦弾劾という方向性を定めた」とし、「急がなければならない。ここでスピードを上げなければ弾劾が挫折する恐れがある」と強調した。続いて弾劾阻止勢力として国民の力を指摘し、「国民の力は解体せよ」と付け加えた。
ハン・ドクス(韓悳洙)大統領権限代行を批判する発言も出た。キム議員とシン議員は、ハン権限代行の糧穀管理法などに対する拒否権行使を指摘し、弾劾すべきだと叫んだ。
チョン牧師は保守系団体「大韓民国立て直し国民運動本部」の集会に登場した。チョン牧師は憲法以上の権限を持つのが「国民抵抗権」だとし、「今日、国民抵抗権が完成した」と力を込めて訴えた。
チョン牧師は尹大統領が発布した戒厳令について「不正選挙を正すためだった」と主張した。チョン牧師は「192席の野党議員の半分は不正選挙により当選したニセ議員だ」と述べた。また、中央選挙管理委員会に戒厳軍を投入したことについて「選挙管理委員会が不正選挙を犯したため」と付け加えた。
チョン牧師は戒厳令の発布が一種の「芝居」だったとする主張も繰り広げた。これは尹大統領が明らかにした「野党に対する警告のため」との主張と同一のものだ。チョン牧師は明け方に戒厳令を発布しなかった点と、国会の戒厳令解除案通過後に戒厳令を解除した点などを根拠として挙げた。
チョン牧師は「これまで尹大統領に対して残念な点が多かった」と述べ、「戒厳令を通じて見ると天才的な政治家だ」と褒め称えた。
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