コーヒーチェーン「ザ・ベンティ」がカナダ進出、アジア系移民の多い地に1号店＝韓国報道

コーヒーショップのフランチャイズチェーン（FC）「ザ・ベンティ」を運営するS&Cセインはこのほど、カナダに進出するため現地パートナー企業と現地法人ザ・ベンティ・バンクーバー・カナダを設立したと発表した。

2025年3月、同FCにとっては初の海外店舗となる1号店を、ブリティッシュコロンビア州リッチモンド・ナンバースリーロードに開業する。ここはアジア人コミュニティが形成されている地域で、リッチモンド駅や大型ショッピングモールなどがあるため流動人口が多い。

同社は「ザ・ベンティ」のテーマカラーである紫を活用し、海外でも流行を反映した店舗イメージとしていく方針だ。

同社は1号店を基盤に、ブリティッシュコロンビア州を含むカナダ全域へと店舗を早期拡大していく意向だ。

S&Cセインの関係者はカナダへ進出した背景として「実用主義的な消費が主体となっており、費用対効果の高い製品を好む。韓流で韓国料理に対する関心も高いため『ザ・ベンティ』による初の海外進出先として選出した。さらにカナダは1人あたりのコーヒー消費量が高い国の一つ。1号店が開業予定のブリティッシュコロンビア州にはアジア系移民が多いため、当店の競争力を発揮できるだろう」と述べている。