ゴールドバーグ氏は李氏との会談で「21世紀にわれわれが想像し難い非民主的状況が起きたという事実が残念」と語った。また「現在、韓国が置かれている様々な政治的・憲法的状況も理解しており、この手続きがうまくいくと考えている」との認識を示した。
ゴールドバーグ氏は権氏との会談でも、70年以上にわたり朝鮮半島と周辺の地域の平和と繁栄を保障してきた韓米同盟に対する米国の堅固な公約を改めて確認すると語った。また「両国協力の恩恵をもたらす通商や投資も持続的に強化する」と述べた。
これに対し権氏は「韓悳洙(ハン・ドクス)首相が大統領権限代行として米国など世界の国との外交関係を率いているとし、「国民の力も与党として韓米関係に空白が生じないよう政府に対する支援を惜しまない」と語った。また、近日中に離任するゴールドバーグ氏の後任が早期に着任するよう要請し、次期米政権と強力な韓米同盟を維持するため意思疎通を続けていくと述べた。
李氏はゴールドバーグ氏に「韓国で突発的な事態が発生したが、米国が同盟の一員として同盟の核心的な価値である民主主義と法治の回復に関心を持ち、速かに(これを支持する)立場を出してくれたことに本当に感謝する」と表明した。そのうえで、「この混乱も民主主義の価値と自由民主陣営の強固さを示すことになり、その過程でも韓米関係もさらに強固になるだろう」とし、「韓米関係だけでなく韓米日の協力も続くと思う」と述べた。
今回の会談は来年1月に離任するゴールドバーグ氏側が離任のあいさつとして開催を要請した。
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