電話会談は30分間行われた。趙氏は大統領権限代行体制の下でも両国の「戦略的協力パートナー関係」を発展させていくという韓国政府の立場に変わりはないと強調した。
また、韓国の慶州で来年開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を前に、両国がAPECをはじめ多様な分野で協力を続けることを呼びかけた。
王氏は「両国関係が健全かつ安定的に発展することは双方の利益に合致する」とし、「関係の良好な流れが続くよう多様な分野で緊密に意思疎通し、協力していこう」と応じた。韓国でのAPEC首脳会議開催への中国政府の支持も改めて表明した。
両氏は同首脳会議に合わせた中国の習近平国家主席の訪韓に関して意見交換した可能性もある。
今月3日の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領による「非常戒厳」宣言以降、韓中の外相が電話会談したのは初めて。両国は今後も局長級協議などを通じて外交当局間の意思疎通を続ける方針だ。
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