中国の綿花生産量は前年比9.7％増加…616.4万トン＝中国報道

中国・国家統計局がこのほど公開した綿花生産量データによると、2024年の全国の綿花栽培面積は前年比1.8％増の4257万4000ムー（約284万ヘクタール）だった。前年度より75万2000ムー（約5万ヘクタール）拡大している。

単位当たり生産量は同7.8％増、総生産量は同9.7％増の616万4000トンとなった。総生産量は前年度より54万6000トン増加した。

綿花栽培面積を地域別にみると、新疆の綿花栽培面積が同3.3％増の3671万9000ムー（約245万ヘクタール）となり、価格・収益なども安定した水準を維持した。その他の地域では、綿花栽培面積が全体的に減少傾向にある。長江流域の綿花栽培面積は同1.6％減の302万1000ムー（約20万ヘクタール）、黄河流域の綿花栽培面積は同13.6％減の246万3000ムー（約16万ヘクタール）となった。

栽培面積及び単位当たりの生産量の増加により、全国の綿花総生産量は高い伸びを示した。うち、新疆の綿花生産量は同11.2％増の568万6000トンで、前年度より57万4000トン増えた。長江流域の生産量は同0.8％増の22万1000トン、黄河流域の生産量は同13.7％減の20万6000トンだった。